ゲームを通じて故人に会える。
そんなお話です。

2014年の話題です。

http://s.gamespark.jp/article/2014/07/23/50246.html
より転載

レースゲームの「ゴースト」を通して10年前に死んだ父と再会した青年

2014.7.23 Wed 17:38
最速タイムでコース上を走る車体の挙動を記録し、おもにタイムアタックにて当たり判定のないライバル車として再登場させるレースゲームの「ゴースト」。とある青年がこの機能を通して、10年前に死んだ父の操作する「ゴースト」に遭遇したとのエピソードを語りました。

これは今年5月にYouTubeで公開された「ビデオゲームはスピリチュアルな体験になりうるか?」のコメントセクションにて、ユーザー00WARTHEPAPYOOが語った物語。同ユーザーは自身が6歳のころに父親を亡くしており、父が持っていたXboxのレーシングゲーム『Rally Sports Challenge』を10年振りにプレイしたところ、セーブデータに当時の「ゴーストの記録」が残っていたと伝えています。
僕が4歳のとき、父は頼もしきXboxを買ってきたんだ。デコボコとしててどデカい2001年のアレさ。僕はありとあらゆるゲームを父と山ほど一緒にプレイして楽しんだ、6歳のときに父が死ぬまでね。

このコンソールには10年間さわれなかったんだが、あるとき起動してみると、気がついたんだ。あの日がくるまで僕達はレーシングゲーム『Rally Sports Challenge』をやり込んでいた。そしていろいろといじくり回してみると……僕はゴーストを見つけた。文字通りね。

タイムレースがプレイされた場合、今までで最速のラップがゴーストドライバーとして記録されている?ああ、そのとおりだった。彼のゴーストはまだ今日もトラックを走っている。現代のレーシングゲームのゴーストはセーブデータ上に個別に保存したり、インターネット上で公開したりすることが可能ですが、『Rally Sports Challenge』はコース毎に最速のタイムを記録したゴーストのみが保存される仕様です。思わぬところで父の「ゴースト」と出会ったユーザー00WARTHERPAPYOO氏は、何度もプレイを重ね、そして父親のゴーストを消すことができなかったと伝えています。
それからゴーストに勝てるようになるまで何度も何度もプレイしたんだ。1日が終わる前に、ゴーストよりも前に出てそれを追い越した。そして……。

僕はゴールライン目前で止まった。ゴーストを消すことだけはしたくなかったんだ。この奇妙な運命の再会を果たした物語は、動画のコメント欄にて語られたにもかかわらず大きな注目を集めており、当の本人は予想外の反応だったと伝えています。

《ishigenn》


さて、この記事を思い出したのは、以下の記事が最近あったからです。

http://jp.automaton.am/articles/newsjp/forza-horizon-3-player-met-a-firend-who-died-as-driveartar/
より転載

亡くなった親友は「レースゲームのAI」として生き続ける。クラウドサーバーを通じて再会した2人のゲーマー

By Shuji Ishimoto -

2016-10-03 18:49

Turn 10 StudiosやPlayground Gamesが2005年から開発を続けてきたレーシングゲームシリーズ「Forza」。2013年11月に発売された『Forza Motorsport 5』からは、プレイヤーの運転スタイルや癖を読み取り学習するドライバーAI「ドライバター(Driveartar)」が搭載されている。この「ドライバター」機能を通じて1年前に亡くなった親友と再会したという話が海外フォーラムで語られた。

その話を語ったのは「Spartansnverdie」という名のRedditユーザーだ。彼は先日発売されたばかりの『Forza Horizon 3』をプレイしていると、ここしばらく見ていなかったXbox LIVEアカウントの名前を目にしたのだという。その名は「Drew」。彼のかつての親友だ。「Drew」は約1年前に、19歳の若さにしてこの世を去っていた。

『Forza Motorsport 5』からスタートした「ドライバター」は、以降のシリーズ作品すべてに搭載されており、いずれかの作品をプレイしていると、そのAIデータはすべての作品にクラウドを通じて拡散される。1年前に亡くなった「Drew」は『Forza Horizon 3』をプレイしていなはずだが、かつて『Forza Motorsport 5』か『Forza Horizon 2』を遊んでいたことがあるのだろう。そのAIデータがクラウドサーバーを通じ、「Spartansnverdie」と共にプレイすることかなわなかった『Forza Horizon 3』へと到達した。

「Spartansnverdie」はかつての親友「Drew」のAIが操作する車の後ろにぴたりとくっつき、レースに挑戦したと語る。「Xboxで彼とふたたび遊んでもらえたようで、すごく奇妙な感覚だったよ。とてもほろ苦い体験だったけど、このゲームをまた別の理由で好きになることができた」。「Spartansnverdie」の『Forza Horizon 3』を通じた体験に、Redditでは多数のコメントが寄せられた。

ゲームが進化した今、レースゲーマーたちはAIにみずからのプレイスタイルを覚えさせ、クラウドに遺すことができるようになった。『Forza Horizon 3』では、過去作では敵車としてしか走ることがなかった「ドライバター」たちを仲間にする機能もあり、「Spartansnverdie」はクラウドを通じて永遠に「Drew」と走り続けることもできる。



さて、私もForza horizon3をプレイしています。
もしかしたら、私のドライバターもどこかの場所か未来で不思議な出会いをしているかと思うと
ちょっとだけ楽しくなります。